夏期講習が終わり、模試を受け、過去問にも取り組み始める。
小6の秋は、やることが一気に増える時期です。
塾の通常授業。
宿題。
模試の直し。
過去問。
志望校別の教材。
親から見ると、
「こんなにやることがあって、本当に間に合うのだろうか」
と不安になることもあります。
ただ、10月以降は、夏までと同じように「全部できるようにする」ことを目標にしなくてもいいと考えています。
むしろ、この時期から大切になるのは、志望校に合わせて勉強を絞っていくことです。
過去問を解くと「必要なレベル」が見えてくる
9月から10月にかけて過去問を何年分か解いていくと、その学校が求めている問題のレベルが少しずつ見えてきます。
算数なら、難問まで解けることが必要なのか。
それとも、基本から標準レベルの問題を確実に取ることが大切なのか。
国語なら、長い記述が多いのか。
選択問題や抜き出し問題を丁寧に取ることが重要なのか。
理科や社会でも、細かな知識まで必要なのか、基本事項を正確に押さえる方が点につながるのかが分かってきます。
ここまで来たら、塾のテキストをすべて理解することだけを目標にする必要はありません。
塾のテキストを全部できるようにする必要はない
特に最難関校や上位校を目指しているわけではない場合、塾で扱う難しい問題まで全部できるようにしようとすると、時間が足りなくなることがあります。
大切なのは、
「この問題が塾の教材に載っているか」
ではなく、
「この力が志望校で必要か」
です。
過去問を見ながら、
「ここまでは取れるようにしたい」
「このレベルの問題は今は優先しなくてもいい」
と整理していく。
10月以降は、そんな判断が必要になります。
苦手単元は小5のテキストまで戻ってもいい
この時期になると、
「何度やってもこの単元だけできない」
ということも出てきます。
ただし、同じ「できない」でも原因は違います。
考え方は理解しているけれど演習量が足りないのであれば、問題を解けばいい。
一方で、そもそもの基本が分かっていないのであれば、小6の難しい問題を繰り返してもなかなか改善しません。
そんなときは、小5のテキストまで戻るのも一つの方法です。
割合、速さ、図形などは、小5の基本が曖昧なまま小6の応用問題へ進んでいるケースもあります。
受験が近づいているからといって、前に進み続けなければならないわけではありません。
必要なところまで戻って理解し直した方が、結果的に早いこともあります。
最難関校を目指すなら考え方は変わる
一方、最難関校を目指す場合は少し話が変わります。
最難関校では、過去問と同じ形の問題だけが出るわけではありません。
初めて見る設定や、複数の知識を組み合わせて考える問題にも対応する必要があります。
そのため、志望校の過去問だけに学習を寄せすぎるのではなく、塾のコース別テキストなどを使いながら、さまざまな問題に触れておくことにも意味があります。
過去問で傾向を見る。
同時に、幅広い問題にも触れる。
最難関校を目指す場合は、この両方が必要になります。
まとめ
10月からの受験勉強は、ただ勉強量を増やす時期ではありません。
過去問を解き始めたからこそ、
「志望校ではどこまで必要なのか」
を考えながら学習を組み替えていく時期です。
塾のテキストを全部できるようにすることが目的ではありません。
必要なら小5の教材まで戻る。
一方で、最難関校を目指すのであれば、コース別教材などを使って幅広い問題に触れる。
同じ小6の秋でも、志望校によってやるべきことは変わります。
大切なのは、周りと同じ勉強をすることではなく、自分の志望校に必要な力を見極めることです。
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