公立中高一貫校を目指す小学4年生|今からやっておきたい3つのこと

公立中高一貫校を考え始めると、

「小学4年生から適性検査対策を始めた方がいいのだろうか」

と迷う家庭もあると思います。

ただ、適性検査は国語や算数のように、一つの教科だけを勉強すればよい試験ではありません。

文章を読む力。

資料を読み取る力。

知識を使って考える力。

自分の考えを言葉にする力。

さまざまな力を組み合わせて解く、総合的な試験です。

そのため、小学4年生の段階でできる直接的な適性検査対策は、ほとんどありません。

だからこそ、この時期に大切なのは、適性検査の問題を早くから解くことではありません。

何事にも興味を持ち、広く学ぶこと。

そして、深く知りたいものが見つかったら、そこを深く学ぶことです。

① まずは「いろいろなことを知りたい」という姿勢を育てる

小学4年生のうちは、受検に直結することだけを学ぶ必要はありません。

むしろ、この時期はいろいろなことに興味を持つ方が大切です。

ニュースを見て、

「どうしてこうなっているんだろう」

と思う。

旅行先で、

「なぜこの地域ではこの産業が盛んなのだろう」

と考える。

生き物を見て、

「どうしてこんな形をしているんだろう」

と調べる。

天気、食べ物、地図、歴史、科学、スポーツ。

入口は何でも構いません。

適性検査では、一つの知識だけで答えるのではなく、それまでに知ったことを組み合わせて考える場面があります。

だからこそ、小学4年生では、まず考えるための材料を増やしていくことが大切です。

② 広く学ぶ

興味を持ったことがあれば、少し調べてみます。

本を読む。

図鑑を見る。

新聞やニュースを見る。

博物館や科学館へ行く。

家族で話してみる。

学校で習った内容から、少し横へ広げてみる。

この時期は、

「これは適性検査に出るのか」

と考えなくて構いません。

直接点数につながらなくても、知っていることが増えると、新しい文章や資料を見たときに、

「前に見たことがある」

「これとつながっているかもしれない」

と考えやすくなります。

適性検査で必要なのは、覚えたことをそのまま出すだけの力ではありません。

知っていること同士をつなげて考える力です。

その土台は、幅広い学びの中で少しずつ作られていきます。

③ 深く学びたいものが見つかったら、深く学ぶ

広く学んでいると、子どもによって強く興味を持つものが出てくることがあります。

歴史が好き。

昆虫が好き。

宇宙が好き。

鉄道が好き。

料理が好き。

地図が好き。

何でも構いません。

「もっと知りたい」

というものが見つかったら、そこは深く学んでみましょう。

大人から見て、

「受検には関係なさそう」

と思うことでも構いません。

一つのことを深く調べていくと、

疑問を持つ。

調べる。

分かったことから、また新しい疑問が生まれる。

さらに調べる。

自分なりに考える。

という学びの流れが生まれます。

これは、適性検査で必要になる考え方にもつながっています。

大切なのは、知識の量だけではありません。

自分から知ろうとする姿勢そのものです。

小学4年生から適性検査の問題集を急ぐ必要はない

公立中高一貫校を目指すと決めると、

「専用問題集を早く始めた方が有利なのでは」

と思うかもしれません。

しかし、小学4年生では、まだ習っていない内容もたくさんあります。

そして何より、適性検査は総合問題です。

問題の形だけを早くから覚えても、それだけで解けるようになるものではありません。

むしろ、今は難しい問題を無理に解かせるより、

「なぜだろう」

「もっと知りたい」

と思える時間を大切にしたいところです。

直接的な受検対策は、学年が上がってからでもできます。

小学4年生では、その対策を受け止められるだけの幅広い土台を作ることを優先してよいでしょう。

学校の勉強は着実に

もちろん、興味のあることだけを学べばよいわけではありません。

学校で習う内容は、しっかり身につけておきたいところです。

計算する力。

文章を読む力。

理科や社会の基礎知識。

こうしたものも、適性検査で考えるための材料になります。

ただし、

「適性検査に必要だから」

と特別扱いする必要はありません。

まずは日々の学校の学習を着実に積み重ねる。

そのうえで、興味を持ったことを広げたり深めたりする。

小学4年生では、このくらいのバランスで十分です。

家庭では「答えを教える」より「一緒に考える」

家庭でできることも、難しく考える必要はありません。

子どもが何かに興味を持ったとき、

「どうしてだと思う?」

「面白いね。調べてみようか」

「学校で習ったことと関係あるかな」

と話してみます。

すぐに親が答えを教える必要はありません。

一緒に分からないことを調べてもよいのです。

こうした経験の中で、

疑問を持つ。

考える。

調べる。

自分の言葉で話す。

という習慣が少しずつ身についていきます。

それこそが、小学4年生の時期にできる適性検査への準備です。

まとめ

公立中高一貫校の適性検査は、さまざまな知識や情報を使って考える総合的な試験です。

そのため、小学4年生の段階でできる直接的な適性検査対策は、ほとんどありません。

この時期に大切なのは、

何事にも興味を持つこと。

広く学ぶこと。

深く知りたいものが見つかったら、深く学ぶこと。

です。

適性検査の問題を早く解けるようにすることよりも、

「なぜだろう」

「もっと知りたい」

と自分から学べる子になること。

小学4年生では、そこを大切にしたいところです。

広く学び、時には深く掘る。

その積み重ねが、5年生、6年生になって本格的な適性検査対策を始めたとき、大きな土台になります。

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