中学受験の塾選び|大手だから安心ではない。わが子に合う塾の選び方

中学受験の塾を選ぶとき、多くの家庭がまず見るのは合格実績です。

有名校に何人合格したか。

難関校にどれだけ強いか。

大手かどうか。

もちろん、どれも大切な情報です。

でも、塾選びで本当に大事なのは、

その塾が、自分の子どもに合っているか。

ここです。

教育は、規模が大きければいいわけではない

大手塾には、大手塾の強みがあります。

教材が整っている。

模試が充実している。

志望校別講座がある。

受験情報が豊富。

競争環境もあります。

ただし、

規模が大きいことと、自分の子に合うことは別問題です。

大手だから安心。

有名だから間違いない。

その考えだけで決めるのは危険です。

大手ほど、たくさん入って、たくさんやめる

大手塾には、毎年たくさんの子どもが入ってきます。

看板があります。

実績があります。

周りの友達も通っています。

だから、入塾のハードルは心理的に低い。

でも、その一方で、途中でやめる子も少なくありません。

授業のスピードについていけない。

宿題が回らない。

クラスの競争が合わない。

質問ができない。

成績が上がらず、自信を失う。

親子関係まで悪くなる。

つまり、

入塾できたからといって、受験当日までたどり着けるとは限らない。

ここは塾選びで忘れてはいけないところです。

塾選びで見るべきは「続けられるか」

中学受験は、数か月で終わるものではありません。

小4からなら、2年以上。

小5からでも長いです。

だから、

「今、楽しそうか」

だけでも、

「今、成績がいいか」

だけでも足りません。

見るべきは、

その塾で、受験当日まで走り切れそうか。

です。

宿題量。

授業スピード。

クラスの雰囲気。

先生との距離。

質問のしやすさ。

競争の強さ。

こうしたものが、その子に合っているかを見る必要があります。

ただし、「子どもに合わせればいい」でもない

ここが難しいところです。

大手が合わないなら、個別指導で全部その子に合わせればいい。

塾が大変なら、家庭学習だけでやればいい。

そんな単純な話でもありません。

中学受験は、そこまで甘くないからです。

一定の演習量が必要です。

期限のある学習も必要です。

苦手から逃げずに取り組む場面もあります。

模試もあります。

志望校別の対策もあります。

ある程度の競争環境がプラスになる子もいます。

子どもに合わせることと、子どもを楽にすることは違います。

「合う塾」は、何でも子どもに合わせる塾ではない

子どもに合う塾というと、

「無理をさせない」

「本人のペースに合わせる」

というイメージを持つかもしれません。

でも、それだけでは足りません。

中学受験では、

少し難しい問題に挑む。

期限までに宿題を終わらせる。

苦手科目にも向き合う。

テスト結果から課題を修正する。

そういう負荷も必要です。

だから、

その子に必要な負荷をかけられるか。

ここも大事です。

負荷が強すぎれば潰れます。

弱すぎれば伸びません。

このバランスが取れているかを見る必要があります。

個別指導にも、家庭学習にも弱点はある

個別指導は、その子に合わせやすいという大きな強みがあります。

分からないところを丁寧に見てもらえる。

進度も調整しやすい。

ただし、個別だけで完結させる場合は、

演習量。

受験情報。

志望校別対策。

模試。

競争環境。

こうした部分が不足しないかは確認した方がいいです。

家庭学習中心でも同じです。

親が、

教材を選ぶ。

進度を管理する。

弱点を分析する。

模試を選ぶ。

過去問を分析する。

志望校対策を組む。

ここまでやれるか。

簡単ではありません。

合格実績は見る。でも、それだけで決めない

合格実績を見なくていいわけではありません。

むしろ、塾選びでは重要な材料です。

ただし、

「この塾から○○中に何人受かった」

だけではなく、

自分の子が、その塾の中でどう学ぶことになるのか

まで見たいところです。

上位クラスだけ手厚いのか。

中位層にも目が届くのか。

つまずいた子をどうフォローするのか。

質問できる環境があるのか。

宿題が回らなくなったときにどうするのか。

説明会では、こういうところを聞いた方がいいと思います。

転塾は「逃げ」ではない

もし入ってみて、

どうしても合わない。

明らかに疲弊している。

学習が完全に崩れている。

そんな状態なら、転塾を考えることもあります。

「せっかく大手に入ったから」

「ここを辞めたら負け」

と考える必要はありません。

合わない環境で消耗し続ける方が問題です。

ただし、

「大変だからすぐ変える」

でもない。

必要な負荷なのか。

本当に合っていないのか。

ここは冷静に見たいところです。

まとめ

中学受験の塾選びは、

大手だから正解。

個別だから安心。

家庭学習だから自由。

そんな単純なものではありません。

大事なのは、

その子に合っていて、なおかつ受験に必要な負荷があること。

です。

楽すぎても伸びない。

厳しすぎても続かない。

そして何より、

受験当日まで走り切れる環境か。

ここを見る。

中学受験の塾選びは、看板を選ぶことではありません。

自分の子どもが、その場所で伸び続けられるかを選ぶことです。

あわせて読みたい

・中学受験を考え始めたら|塾に入る前に親が決めておきたいこと
・小学4年生の中学受験|まだ「入口の入口」。最初からフルスロットルにしない
・小5の秋、宿題が回らないからと親が管理し始めると危ない|中学受験の先まで考えた「自走」の育て方

無料|サクラサク中学受験診断

同じ中学受験でも、集団で伸びる子、競争が刺激になる子、丁寧なフォローが必要な子など、合う学び方はそれぞれ違います。

サクラサク中学受験診断では、24問の質問から、お子さまの強みやつまずき、家庭での関わり方のヒントを整理できます。

約3分、会員登録不要、無料で診断できます。

▶ お子さまの伸び方タイプを診断する