夏休みも後半に入ると、
「夏期講習の宿題が終わりそうにありません。」
という相談が増えてきます。
予定どおり進まなかったことに焦り、
「全部終わらせなければ。」
と親子で必死になる家庭も少なくありません。
しかし、本当に大切なのは、宿題をすべて終わらせることなのでしょうか。
中学受験では、限られた時間をどう使うかが結果を大きく左右します。
だからこそ、「全部終わらせる」よりも、「何を優先するか」を考えることが大切です。
宿題が積み残しになるのは珍しいことではない
夏期講習は通常授業よりも学習量が増えます。
毎日の授業に加え、
復習、
宿題、
家庭学習と続けば、計画どおり進まない日が出てくるのは当然です。
予定どおり進まなかったからといって、努力が足りないわけではありません。
まずは、「終わっていない」という事実だけで子どもを責めないことが大切です。
全部終わらせることが目的ではない
宿題は、提出するためだけにあるものではありません。
授業内容を定着させるために取り組むものです。
そのため、
時間が足りないからといって、
答えを書き写したり、
急いで終わらせたりしても、本来の目的は達成できません。
大切なのは、「終わった量」ではなく、「理解できた内容」です。
優先したいのは苦手単元と間違えた問題
宿題をすべて終えられないときは、優先順位を決めましょう。
おすすめは次の順番です。
- 間違えた問題
- 苦手単元の問題
- 授業で重要だと説明された問題
反対に、
すでに理解できている問題を何度も繰り返すことは優先順位を下げても構いません。
限られた時間だからこそ、「できない」を「できる」に変える時間へ使うことが重要です。
保護者が「全部やりなさい」と言いたくなる理由
宿題が残ると、
「最後まで終わらせなさい。」
と声をかけたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、その言葉が子どもを追い詰めてしまうことがあります。
宿題の山だけを見てしまうと、
「終わらない。」
という焦りから、学習そのものへの意欲を失ってしまうこともあります。
そんなときは、
「今日はどこまで進める?」
「一番大事な問題はどれかな?」
と問いかけながら、一緒に優先順位を考えてみてください。
全部終わらせることではなく、意味のある復習につなげることが目的です。
夏休み後半は「減らす勇気」も必要
夏休み後半になると、
苦手単元の復習、
学校の宿題、
夏期講習、
模試対策など、やることはさらに増えていきます。
すべてを完璧にこなそうとすると、どれも中途半端になってしまいます。
だからこそ、
「今やらなくてもよいもの。」
を決めることも大切です。
限られた時間を、本当に必要な学習へ使う。
その判断も受験勉強の一部です。
まとめ
夏期講習の宿題が積み残しになったからといって、受験が不利になるわけではありません。
大切なのは、宿題をすべて終わらせることではなく、今の自分に必要な学習を見極めることです。
間違えた問題や苦手単元を優先し、理解を深める時間を確保する。
その積み重ねが、夏休み後半から秋にかけての成長につながります。
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