過去問は「解き直し」で終わらせない|弱点を単元ごと補強すると、別年度の類題にも対応できる

小6の秋。

過去問を何年分も解くようになると、

「今年は何点だった」

「去年は何点だった」

「何年分終わった」

と、どうしても年数や点数に目が向きます。

でも、過去問演習で本当に大事なのは、

その1年分から何を見つけて、次にどう変えたか。

だと思います。

その問題だけ解き直して終わらない

過去問で間違えた問題を見ると、

「もう一回やっておこう」

となります。

もちろん、解き直しは必要です。

でも、その問題だけできるようになっても十分ではありません。

たとえば算数で、ある年度の問題を解いたときに、

割合でつまずいた。

速さで止まった。

図形で手が出なかった。

そこで、

「この問題を間違えた」

で終わるのではなく、

「この単元そのものが弱い」

と気づけるかどうか。

ここが大事です。

弱点だと分かったら、単元ごと戻る

もし弱点が見つかったら、その年度の過去問だけにこだわる必要はありません。

塾のテキストに戻る。

場合によっては、前の学年の教材まで戻る。

基本からやり直す。

類題を何題か解く。

そうやって、

単元そのものを補強する。

ここまでやって初めて、過去問を次の学習につなげたことになります。

過去問は、解いて終わりではありません。

弱点を見つけるための材料でもあります。

何年か解くと、「またこのタイプだ」と気づく

過去問を何年か解いていると、少しずつ見えてくるものがあります。

まったく同じ問題が出るわけではありません。

でも、

同じ単元。

似た考え方。

似た資料の読み取り。

似た聞き方。

その学校が好む問題の作り方。

そういうものが見えてきます。

そして、

「これ、前の年度にも似た問題があった」

と気づくようになる。

ここまで来ると、過去問演習の意味が変わってきます。

前の年度で補強していれば、別年度で対応できる

ここが一番大事です。

ある年度で図形が弱いと気づいた。

そこで、その問題だけ解き直した。

それだけなら、別年度で形を変えて出されたときに、また止まるかもしれません。

でも、

「自分は図形が弱い」

と気づいて、単元ごと補強していたらどうでしょう。

別年度で似た考え方の問題が出たときに、

「あのときやったタイプだ」

と気づける。

そして、対応できる。

つまり、

過去問 → 弱点発見 → 単元補強 → 別年度で再確認

という流れです。

この循環ができると、過去問演習がかなり強くなります。

「何年分やったか」だけでは意味がない

5年分やった。

10年分やった。

もちろん、量をこなすことにも意味はあります。

でも、

毎年解いて、

丸つけして、

その年度の問題だけ直して、

次の年へ進む。

これを繰り返しているだけなら、過去問がただの消化になっています。

大切なのは、

1年分から何を持ち帰ったか。

です。

弱点を見つけた。

補強した。

次の年度でその成果を確かめた。

ここまでできて初めて、過去問が学力向上につながります。

過去問に「慣れる」とは、問題を覚えることではない

過去問に慣れるというと、

出題形式を覚える。

問題の並びを覚える。

という意味に思われがちです。

でも、それだけではありません。

本当に慣れてくると、

「この学校は、こういう考え方をよく使わせる」

「このタイプは前にも出ていた」

「この単元は形を変えて何度も問われる」

ということが見えてきます。

それは、問題を暗記しているのではありません。

学校の問い方に慣れてきている。

ということです。

過去問は「学校の癖」と「自分の弱点」を同時に見る

何年分か解く意味は、

学校の出題傾向を知ることだけではありません。

もう一つあります。

自分が毎回どこで止まるのかを知ること。

です。

学校側の特徴と、

自分側の弱点。

この両方を見る。

だから、

「この学校は図形がよく出る」

だけでは足りません。

「そして自分は図形が弱い」

まで分かったら、やることは明確です。

そこを補強する。

これが過去問の使い方です。

まとめ

過去問は、何年分解いたかを競うものではありません。

その1年分から、

何が弱いと分かったか。

どの単元を補強したか。

次の年度で、その補強が通用したか。

そこまで見ることが大切です。

まったく同じ問題は出ません。

でも、似た考え方、似た単元、似た問い方は出てきます。

前の年度で弱点に気づき、単元ごと補強していれば、

別年度の類題に対応できるようになる。

過去問は「解き直し」で終わらせない。

1年分を、次の1年分につなげる。

それが、小6秋の過去問演習で一番大切なことだと思います。

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