小6の秋になると、過去問を何年分も解くようになります。
すると、少しずつその学校の出題形式に慣れてきます。
「算数はこの順番で出る」
「国語は記述がこのあたりにある」
「理社はこういう資料問題が多い」
こうした感覚を持てるのは大切です。
ただ、本番で過去問とまったく同じ形が出るとは限りません。
むしろ、
見たことのない形式が出たときに、どう対応するか。
ここまで考えておきたい時期です。
最初から順番に解く必要はない
入試問題は、最初から最後まで順番に解かなければいけないわけではありません。
難しい問題に引っかかって、そこで時間を使いすぎる。
その結果、後半の取れる問題まで手が回らない。
これは避けたいところです。
だから過去問では、単に点数を見るだけでなく、
どこから解くか。
どこで一度切るか。
どの問題は後回しにするか。
最後に何分残すか。
ここまで含めて練習しておきたいです。
真面目な子ほど、一問に粘りすぎる
「分からないから、もう少し考えよう」
「ここまで来たから、最後まで解きたい」
真面目な子ほど、一問に時間を使いすぎることがあります。
でも、入試は一問を解き切る競技ではありません。
限られた時間の中で、
取れる点をどれだけ積み上げられるか
が大切です。
だから、
「捨てる」
ではなく、
「いったん置く」
という判断を持っておく。
後で時間が余れば戻ればいい。
この感覚は、過去問で身につけておきたいです。
過去問は「同じ問題が出る」と思うためにやるものではない
過去問を何年分も解いていると、
「この学校はこういう問題」
と決めつけたくなります。
でも、本番では新しい形式が出ることがあります。
問題文の長さが違う。
資料の見せ方が違う。
設問の並びが違う。
見たことのない図が出る。
その瞬間、
「こんなの過去問になかった」
と焦る。
でも、そこで崩れてはいけません。
大切なのは、
形式ではなく、何を聞かれているのかを見ること。
です。
見たことのない形式でも、使う力は同じことが多い
見慣れない問題でも、落ち着いて分けてみると、
知識を使う問題。
資料を読む問題。
条件を整理する問題。
計算する問題。
理由を説明する問題。
と、これまでやってきた力で対応できることがあります。
見た目が違うだけで、求められている力までまったく別とは限りません。
だから本番で初めて見る形式が出たら、
「知らない問題だ」
ではなく、
「これは何を聞いている?」
と考える。
そこから始めればいいと思います。
問題を見た瞬間に慌てない
入試では、実力だけでなく、精神的な揺れも点数に影響します。
特に、
「過去問と違う」
というだけで焦ってしまう子はいます。
でも、その問題を初めて見るのは、自分だけではありません。
他の受験生も同じです。
ならば、
「みんな初見」
くらいに考えて、落ち着いて読む。
一度飛ばしてもいい。
後から戻ってもいい。
全部をその場で解こうとしなくていい。
これも立派な受験技術です。
科目ごとに「自分の順番」を決めておく
解く順番に正解はありません。
子どもによって違います。
学校によっても違います。
算数なら、最初から進める子もいれば、見た瞬間に重そうな問題を飛ばす子もいます。
国語なら、漢字や語句から入る子もいれば、本文から読む子もいます。
理社なら、知識問題を先に確保する子もいます。
大事なのは、
本番で初めて順番を考えないこと。
過去問を使って、
「自分はこの順番が一番落ち着く」
という形を作っておくことです。
10月からは「解けるか」だけでなく「どう解くか」
秋以降は、知識を増やすことだけが勉強ではありません。
どの問題から解くか。
どこで切るか。
どの問題は後回しにするか。
初見の形式にどう対応するか。
こうしたことも、入試対策です。
本番で必要なのは、
「全部見たことがある」
という安心ではありません。
見たことのないものが出ても、自分で対応できること。
です。
まとめ
小6の秋。
過去問をやる目的は、出題形式を覚えることだけではありません。
解く順番を決める。
時間の使い方を決める。
分からない問題で止まらない。
見たことのない形式でも焦らない。
ここまで含めて、過去問演習です。
本番で、
「こんなの見たことない」
と思う問題が出ても大丈夫です。
そのときに、
何を聞かれているのか。
どこから手をつけるのか。
今は解くべきか、後回しにするべきか。
を冷静に判断する。
小6の10月は、点数を上げるだけでなく、こうした試験の受け方そのものを仕上げていく時期です。
あわせて読みたい
・小6秋、過去問は「点数」だけ記録しない|見るべきは合格者平均との差
・小学6年生の10月|入試は満点を取る必要はない。合格に必要な点を取りにいく
・中学受験の10月学習計画|過去問・模試・通常授業をどう両立する?
無料|サクラサク中学受験診断
同じ小6でも、初見問題で焦りやすい子、時間配分で崩れやすい子、慎重すぎて最後まで届かない子など、試験でのつまずき方は違います。
サクラサク中学受験診断では、24問の質問から、お子さまの強みやつまずき、家庭での関わり方のヒントを整理できます。
約3分、会員登録不要、無料で診断できます。
