10月になると、小6の受験勉強はかなり複雑になります。
過去問を解く。
模試を受ける。
通常授業もある。
宿題もある。
全部大事に見えるからこそ、全部を同じ重さでやろうとしてしまいます。
でも、秋以降は「全部やる」よりも、それぞれの役割を分けて考えることが大切です。
過去問は「同じ問題を当てるため」ではない
過去問は、あくまで過去の問題です。
同じ問題がそのまま出るわけではありません。
ただし、学校ごとに出題の傾向はあります。
算数なら、図形をよく出す。
国語なら、記述を重視する。
理科や社会なら、資料を読ませる問題が多い。
こうした傾向は、毎年まったく同じではなくても、似た形で続くことがあります。
だから過去問で間違えたときは、その一問だけを何度もやり直すのではなく、
「この学校は、こういう力を求めているのだな」
と考えることが大切です。
そして、似た問題や同じ単元を、塾のテキストで補強していく。
これが、過去問と通常学習をつなぐ使い方です。
過去問は全部復習しなくていい
ここで気をつけたいのが、過去問で間違えた問題を全部復習しようとしないことです。
その年にしか意味のない問題もあります。
代表的なのが時事問題です。
数年前のニュース、当時の制度、当時話題になった人物などを問う問題は、その年特有のものです。
今になって細かく覚え直す必要はありません。
大切なのは、
「間違えた問題」ではなく、「今年も必要になる力」を復習すること。
です。
時事問題でも、単なる知識問題はスルーしてよい一方で、資料の読み取り方や背景知識そのものが弱いなら、そこは補強する価値があります。
模試は「順位を見るもの」だけではない
模試も同じです。
偏差値や順位だけを見ると、結果に一喜一憂しやすくなります。
でも、10月以降の模試は、
「今どこが弱いのか」
を見つける材料として使った方が意味があります。
毎回同じ単元で落としている。
時間配分で崩れている。
取れる問題を落としている。
そうした傾向が見えたら、そこを家庭学習や塾の復習につなげていきます。
模試も過去問も、受けて終わりではありません。
次に何をやるかを決める材料です。
通常授業は切り捨てない
過去問や模試が増えると、
「もう通常授業はいいのでは」
と思うこともあります。
でも、通常授業には通常授業の役割があります。
まだ弱い単元の補強。
知識の整理。
演習量の確保。
だから、通常授業そのものを切り捨てる必要はありません。
ただし、塾の宿題をすべて完璧にやる必要もありません。
9月29日の記事でも触れたように、志望校に必要なレベルを見ながら、優先順位をつければいい。
塾の教材を終わらせることが目的ではありません。
10月は「つなげる勉強」に変える
10月以降は、
過去問は過去問。
模試は模試。
通常授業は通常授業。
と別々に考えるより、
過去問で見つけた課題を、塾のテキストで補強する。
模試で見つけた弱点を、家庭学習で埋める。
通常授業で扱った内容を、過去問で確認する。
そんなふうに、学習をつなげていく方が効率的です。
小6の秋は、やることが増える時期です。
だからこそ、全部を増やすのではなく、
過去問や模試から、今やるべきことを選ぶ。
この視点があるだけで、10月の学習はかなり整理しやすくなります。
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