日本で大学進学を考えるなら、共通テストは避けて通れない大きな試練です。
ここでは、共通テストについての基本情報を徹底的に解説します。
大学入試を成功に導くために、ぜひ最後までお読みください。
共通テストとは?
共通テストは、大学入試センターが主催し、各大学が共同で実施する日本最大の試験です。
高校段階における基礎的な学習の達成度を判定することを目的としています。
知識だけでなく、問題に対して論理的な思考力や判断力が求められることや、選択肢の文章が長く、理解・考察すべき情報量が多いことが問題の特徴です。
国公立大学の一般選抜受験者は原則として受験が必須であり、私立大学でも「共通テスト利用方式」など選抜方法の一つとして利用しています。
2024年(令和6年)度入試では、1月13日(土)、14日(日)に実施予定です。
出題の特徴
共通テストは、解答方法がマーク式であることが特徴です。
しかし、純粋な暗記や記憶だけでなく、思考力や判断力を問うための工夫が凝らされています。
例えば、以下が共通テストの問題の特徴です。
グラフ、地図、文章などの資料を読み取るスキルが問われることがあります。
これにより、情報収集と分析、そしてそれをもとに問題に対処する能力が試されます。
問題設定が単一の教科だけでなく、複数の教科や科目を組み合わせての総合的な思考力が求められることもあります。
日常生活や社会での問題に対処するための解決策を求めるものが多くみられます。
単に正しい答えを導き出すだけでなく、そのプロセスや論理的な展開が重要視されます。
受験者は思考力を存分に発揮し、自らの考えを論理的に構築するスキルが求められます。
出題教科・科目
出題科目 | 解答時間(配点)※1 | 科目選択の方法等 | |
国語 | 「国語」 | 80分(200点)※2 | |
地理歴史・公民 | 「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」 | 1科目選択 60分(100点) 2科目選択 120分(200点)※3 | 10科目のうちから最大2科目を選択し,解答。 ただし,同一名称を含む科目の組合せで2科目を選択することはできない。※4 |
数学① | 「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」 | 70分(100点) | 2科目のうちから1科目を選択し,解答。 |
数学② | 「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」 | 60分(100点) | 4科目のうちから1科目を選択し,解答。 |
理科 | 【理科①】「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」 【理科②】「物理」「化学」「生物」「地学」 | 【理科①】2科目選択 60分(100点)※5 【理科②】1科目選択 60分(100点) 2科目選択 120分(200点)※3 | 8科目のうちから次のいずれかの選択方法により科目を選択し,解答。 A 理科①から2科目 B 理科②から1科目 C 理科①から2科目及び理科②から1科目 D 理科②から2科目 |
外国語 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」※6 | 「英語」 【リーディング】80分(100点) 【リスニング】30分(100点) 「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」 【筆記】80分(200点) | 5科目のうちから1科目を選択し,解答。 |
※1 国語及び外国語(「英語」を除く。)は,各教科について1試験時間とし,地理歴史及び公民については,合わせて1試験時間とします。数学及び理科は,①及び②の出題科目のグループごとに,外国語「英語」は,リーディングとリスニングに試験時間を分けます。
※2 「国語」の出題分野別の配点は,「近代以降の文章(2問100点),古典〔古文(1問50点),漢文(1問50点)〕」とします。なお,国語の出題分野のうち,大学が指定した分野のみを解答する場合でも,国語の試験時間は80分です。
※3 「地理歴史,公民」及び「理科②」の試験時間において「2科目受験する」と登録した場合は,解答順に第1解答科目及び第2解答科目に区分し各60分間で解答を行いますが,第1解答科目及び第2解答科目の間に答案回収等を行うために必要な時間を加えた時間を試験時間とします。
※4 地理歴史及び公民の「科目選択の方法等」欄中の「同一名称を含む科目の組合せ」とは,「世界史A」と「世界史B」,「日本史A」と「日本史B」,「地理A」と「地理B」,「倫理」と「倫理,政治・経済」及び「政治・経済」と「倫理,政治・経済」の組合せを指します。
※5「理科①」については,1科目のみの受験は認めません。
※6 外国語において「英語」を選択する受験者は,原則として,リーディングとリスニングの双方を解答してください。リスニングは,音声問題を用い30分間で解答を行いますが,解答開始前に受験者に配付したICプレーヤーの作動確認・音量調節を受験者本人が行うために必要な時間を加え,試験時間は60分とします。なお,「英語」以外の外国語を受験した場合,リスニングを受験することはできません。
詳しくは、大学入試センターの受験案内をご覧ください。
まとめ
共通テストは大学進学において不可欠な一歩です。
出題の特徴を理解し、効果的な対策を講じることで、自分の可能性を最大限に引き出しましょう。
成功への鍵は、地道な努力と正しい対策にあります。
皆さんもぜひ、自信を持って共通テストに臨んでください。
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