理系科目は、理解力や応用力が問われる難しい科目です。
しかし、正しい方法で取り組めば、確実に成績を伸ばすことができます。
以下のポイントを参考に、自分の勉強法を見直してみてください。
最初に教科書を1周する
まずは教科書を丁寧に1周読みましょう。
教科書は最も基礎的で重要な知識が詰まっています。
いきなり参考書や問題集に飛びつくのではなく、教科書の内容を理解することから始めてください。
特に「なぜその公式が成り立つのか」「どのような場面で使うのか」を意識しながら読むことが重要です。
ワークは3周する
問題集は最低3周するのが理想です。
1周目は解けなくても気にせず、答えを見ながら進めてください。
2周目は正答率を上げることを目標に、苦手分野を重点的に復習します。
3周目では、「どんな問題でも完璧に解ける」状態を目指します。
繰り返し解くことで、知識が定着し、応用力も養われます。
理解しながら解く
ただ解答を覚えて解くだけでは意味がありません。
問題を解く際は、必ず「なぜその解き方で解けるのか」を考えながら取り組みましょう。
わからない場合は、解答解説を丁寧に読み込み、背景にある理論や考え方を理解することが大切です。
丸暗記をやめる
公式や解法の丸暗記は危険です。
公式を暗記するのではなく、その公式がどのように導かれるのかを知ることで、応用問題にも対応できるようになります。
また、丸暗記は忘れやすいため、理解に基づく学習を心がけましょう。
式だけ解答はNG
「式を書けば終わり」ではいけません。
解答を記述する際には、どのように考え、どの公式を使ったのかを言葉で説明できるように練習してください。
特に大学受験では、記述式の問題も多いため、解き方を論理的に説明する力が求められます。
図やグラフを描く
視覚的な理解は非常に効果的です。
物理では力のベクトルを、数学では関数のグラフを描くことで、問題の本質をつかむことができます。
また、自分で図やグラフを描く練習を重ねることで、試験本番でも役立つスキルが身につきます。
「なぜ?」を意識する
常に「なぜ?」を考えることが大切です。
例えば、物理で法則を学ぶとき、「なぜこの法則が成り立つのか」を考えましょう。
同じことが数学や化学でも言えます。
「なぜ?」を意識することで、深い理解が得られ、応用問題にも対応できる力が身につきます。
日常生活と結びつける
学んだ知識を日常生活に結びつけると、記憶に残りやすくなります。
例えば、物理では電車や車の加速・減速の法則など、身近な場面で学びを実感できるようになると、勉強がより楽しくなります。
たくさん質問する
わからないことは、遠慮せずに質問しましょう。
先生や友人に質問することで、考え方の幅が広がります。
自分一人で悩むよりも、早めに疑問を解決する方が効率的です。
また、質問することで、自分がどこでつまずいているのかを客観的に把握できます。
最後に
理系科目の勉強は、ただの暗記ではなく「理解」と「応用」が鍵です。
今回紹介した10のポイントを実践することで、理系科目が得意科目になるはずです。
目標をしっかり定めて、合格に向けて一歩ずつ前進していきましょう!